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2025年度オンラインセミナー シリーズ7

「摂食嚥下リハビリテーションの具体的手技」全5回


 摂食嚥下障害は,さまざまな疾患によって生じます.病態が異なる中で適切な目標とプログラムを立案し,着実に実行していく,これが摂食嚥下リハビリテーションの基本です.本セミナーでは,摂食嚥下リハビリテーションに焦点を当て,訓練手技の選択や,評価・分析に基づいた標準的なプログラムの立案方法,訓練手技の具体的方法,そしてリスクアセスメント&リスクマネジメントについて,第一人者の先生から教授いただきます.食のQOLを高めるためには,対象者の能力を最大限引き出すアプローチが重要です.専門職は,専門的かつ的確な対応が求められます.摂食嚥下リハビリテーションはさまざまな場で行われていますが,中には「今さら基本的なことを聞けない」と感じている方がいらっしゃるかもしれません.本セミナーでは,基本から応用まで幅広く取り上げ,日頃の臨床力アップに向けた視点や方法をわかりやすく解説いただきます.

講師:柴本 勇(聖隷クリストファー大学 教授)



本セミナーは終了しました。 多数のご参加ありがとうございました。

プログラム

開催日 講座名 Zoom情報をご連絡する日
第1回
10月03日
(金)
「今さら聞けない嚥下訓練の基本と選択」
 嚥下訓練の選択はどのようにされていますか?課題のある機能に訓練を行っても,即時効果が表れるとは限りません.その理由として,対象者が疾患を抱えられていること,病態が複合的であることが多いこと挙げられます.臨床ですでに懸命に取り組んでいるにもかかわらず,なかなか効果が見られないという経験をされた方もいらっしゃるでしょう.嚥下訓練の基本やその選択について,今一度学んでみましょう.
9月30日
(火)
第2回
10月10日
(金)
「アセスメント結果に基づく訓練の立案方法」
 アセスメントは,観察評価,スクリーニング検査,精密検査などレベルが異なります.しかし,アセスメント結果から目標や訓練プログラムの立案,訓練手技の選択などは,アウトカムに直結する重要なことです.適切な目標や訓練プログラムが立案できるよう,アセスメント結果の捉え方,多要因の考え方,プログラム立案について学びます.
10月7日
(火)
第3回
10月17日
(金)
「基礎的嚥下訓練手技」
 基礎的嚥下訓練の手技について学びます.この講義では,具体的な手技だけでなく,運動負荷の考え方,力の方向性,フィードバックの方法など,基礎的嚥下訓練を行う上で理解しておくべきことについて学びます.基礎的嚥下訓練の各訓練にはそれぞれねらいや目的があります.それらを理解したうえで,病態に合致した訓練を行うことが重要です.本講義を通して,より明確で効果的な方法を学び,適切な方法で訓練が提供できるよう解説します.
10月14日
(火)
第4回
10月24日
(金)
「摂食訓練手技」
 摂食訓練の手技について学びます.摂食訓練は単に「食物を用いた練習」ではありません.「課題特異性訓練」です.食べるという行為に対して「食物を食べる訓練(課題)を通じて,その行動が出来るようにする」という訓練です.異なる食物物性,異なる1口量,異なるペースで対応し安全にできるようにするための手技を学びます.
10月21日
(火)
第5回
10月31日
(金)
「リスクアセスメントとリスクマネジメントの具体的手技」
 摂食嚥下リハビリテーションを行う際にはリスクが伴います.対象者の状態を正確に捉え,リスクを評価し理解した上で,安全・安心な対応を行うことが前提となります.摂食嚥下障害は,さまざまな疾患に伴って生じるものであり,リスクの内容もそれぞれ異なる可能性があります.本セミナーでは,リスクアセスメントおよびリスクマネジメントのポイントや具体的手法について学びます.
10月28日
(火)

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